矯正治療の目的は歯並びを良くするため。ただ、それだけではありません。歯の健康に好影響を与え歯の本数がより多く残ることで、長期的に歯並びをキレイに保つ効果も期待できます。そこで今回は、歯並びをはじめとする口元の悩みに、歯の本数がいかに密接に関係しているのか解説します。
Contents
歯が減ると、口元の悩みは増える?
歯並びと歯の本数の関係
歯の本数が減ることは、誰しも嫌だと感じるはず。2017年度にアライン・テクノロジー・ジャパン株式会社が60代以上の男女400名に実施した「歯並びと歯の残存数に関する意識調査」の結果をご覧ください。下の図は「失ってから後悔したものは何ですか?」という問いに対する回答です。
様々な悩みを抑えて、ランキング1位は“歯”という結果に。さらに、「歯並びと歯の本数に関するアンケート」によると、歯の残存数の平均値は歯並びが良い人で21本、歯並びが悪い人で19本と、歯並びが良い人ほど本数が多いということが明らかになりました。逆も然りです。歯が少なくなると、機能面はもちろん、歯並びに影響を及ぼし口元の印象や滑舌が悪くなりますのでご注意を。
4つの歯の機能を具体的にチェック
歯が全部で何本あるかご存知でしょうか。正解は親知らずを除いた28本。その中でも、歯の機能で分類すると大きく4つに分かれます。
前歯(ぜんし)
歯並びの悪い人のほとんどが前歯の見た目を気にしています。発音にも深く関係し、前歯が無くなると息が漏れてうまく発音ができません。また、食事において食べ物を噛み切るために使用され、奥歯を守る効果もあります。
犬歯(けんし)
前から数えて3番目に位置し、前歯と奥歯の分岐点となる犬歯。失うことで口元が貧弱に見えるため、美容の点からも本来あるべき場所に生えていることが大切です。非常に強力な力を受けることができ、前歯と奥歯に負荷がかかるのを防ぐ役割を担っています。
小臼歯(しょうきゅうし)
犬歯の奥にある小臼歯は上下左右2本ずつ、合計8本生えています。矯正治療で抜かれることも多いですが、上下の嚙み合わせを決める働きを持ち、顎の機能にも影響します。食事の際に活躍するだけでなく人間の体のバランスを保つ大切な歯です。
奥歯・大臼歯(だいきゅうし)
大臼歯は、小臼歯のさらに奥にあるどっしりとした大きな歯。噛み合う高さを決定し、その高さを一定に保つ役目を果たしています。食事の際は物をかみ砕く役目があり大臼歯を失うと噛む力は激減。そのまま放っておくと、周りの歯が移動して嚙み合わせが崩れ、歯並びは次第に悪くなっていきます。
横浜の矯正歯科、横浜マウスピース矯正歯科センターで
健やかな歯を手に入れる
歯はそれぞれの役割を持ち、全ての歯が調和することで機能しています。その機能の1つは、歯並びをキレイに保つこと。矯正治療は現在の口元の悩みを解消すると同時に、将来的に残る歯の本数を増やすことで、歯並びをキレイに保ち続ける効果もあります。横浜マウスピース矯正歯科センターでは、幅広い矯正治療に加えて一般歯科治療も実施。歯に関するほとんどの悩みを解決できる“歯のトータルサービス”を提供しておりますので、是非一度ご来院ください。
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カテゴリー:矯正治療